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Supporting my fav seniors #17 Getting a little revenge with Japanese New Year cuisine “Osechi Ryori”

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推し活とプロダクティブ#17 お節料理という小さな「フクシュウ」

  A さん「そろそろお節の材料なんかの買い出しよね、来週末だと混みそうだし … 」 B さん「あら、お節をつくるの?面倒なのによくやるわね … 、家族が集まるから?」   A さん「集まらないんだけどね、うちの夫、お節を食べに行く先も無くなってかわいそうだから」 B さん「でも、楽になったわよね、大晦日から夫の実家に行ってお節を手伝って、気を遣って、それがないだけで天国よね」   と、スポーツクラブのサウナで目を合わせて大笑いするのは 70 代真ん中くらいの女子 2 人。 ここからはずっと、嫁として夫の実家に年末年始に行く辛さが語られていたのだけれど … 。   そんな会話に耳を傾けながら気になったのは、 A さんの言葉と表情のミスマッチ。 親がなくなり実家での集まりも消滅、年始の訪問先もなくなった夫のためにお節をつくるのが面倒と言いながらも、 A さんの表情は少し嬉しそうなのである。   夫の実家でいいお嫁さんをやるのがいかに大変だったか、 40 年頑張った自分を褒めたいというトークに耳を傾けながら、ミスマッチの背景を想像。 多分、定年退職してからは出る先や付き合いは家族がらみのみになった夫と、子育てが一段落し、仲間を増やしていく妻の組み合わせ。   今までは夫の実家で、お節を手伝い、気を遣うばかりだった自分にくらべ、お酒を飲み、なにも動かない夫にイライラしてきたけれど … 。 今になってみれば、自分は楽しんでいるけれど、夫はひとり家で過ごす毎日に、復讐とまでいかないけれど、少しだけニヤニヤしている?   これまでより時間も気持ちも余裕のある今、丁寧に作ったお節をだしながら感じるのは小さな優越感? いや〜、お節を誰かに作るというプロダクティブの裏にある悲喜交々、複雑だわ … 。   ---------------------------------------------------------------------------- 東海大学健康学部健康マネジメント学科 ウェルビーイングカレッジ 澤岡詩野( SHINO SAWAOKA ) jzt1864@tokai.ac.jp 健康学部公...

Cutting-edge Daily Life of Elderly #12 Afraid of falling? Not to worry!

  In FY2024, about 11,200 people aged 65 or over died (indoor and outdoor) due to falling, more than five times as many as road traffic deaths (about 2,100). You can say the number is quite significant as a cause of deaths other than illness.   Number of deaths among people aged 65+ due to traffic accidents (blue) and falls (orange): 2024 Source: Ministry of Health, Labour and Welfare. 2024 Vital Statistics (definite figures).   One day, as I got off an escalator at a station on my way home from work, I found an older man lying face down. People around him also noticed him and kept looking from a distance. It seemed like he tripped on the escalator and hit his face. His glasses were cracked, and blood was coming out of his forehead. His mouth was also cut. As I approached him to ask if he was all right, a young man, maybe in his 30s, smoothly came over and sat down in front of him. “Are you all right? Can you hear me? Does anything hurt?” The young man c...

イマドキシニアの日常生活#12  転んだって大丈夫

  65 歳以上の高齢者の転倒・転落・墜落による死亡(屋内外)は 2024 年度には 1 年間で約 11,200 人、交通事故(約 2,100 人)の 5 倍以上となっている。病気以外での死亡原因としては少なくない数字と言えよう。   65 歳以上の交通事故と転倒・転落・墜落の死亡数( 2024 年) 出典:厚生労働省 令和 6 年( 2024 )人口動態統計(確定数)     ある日の仕事帰り、駅のエスカレーターを降りると、降りきったところに一人の高齢男性がうつ伏せに倒れていた。周囲の人たちも気づいて少し遠巻きに様子をうかがっている。 どうやらエスカレーターで躓いて転倒し、顔を打ったようだ。眼鏡がズレてひびが入り、額からは血が出ている。口も切っている。 「大丈夫ですか?」と声をかけようと近づいていくと、 30 代くらいの青年がスッとその男性の前に座り込んだ。 「大丈夫ですか?分かりますか?どこか痛いところはありますか?」と大きな声で呼びかけた。「あ、、、大丈夫です」高齢男性は消え入りそうな弱々しい声で返事をした。「よし、意識はありますね。」そう言って青年が高齢男性の様子を確認するや、「あなた、駅員さんを呼んできてください。あなたはあそこのコンビニに行って絆創膏を買ってきてもらえますか。あなたはこの男性に声を掛け続けてください。それと、ここは危ないので少しだけ移動させてあげましょう。手伝ってください。」 「テキパキ」と音が聞こえてくるかのように周囲の人々に指をさして指示を出し、同時にその高齢男性の傷口をハンカチで抑えて止血したり、自分の鞄を枕代わりに頭の下においてあげたりした。指示を受けた人たちは一斉に役割を果たすべく散っていく。私はというと、とにかく声を掛け続け、安全な場所への移動を手伝った。 そうこうしていると一人の方がコンビニから戻り、一人の方が駅員さんと 2 名の男女を連れて戻ってきた。今度はそのうちの女性が高齢男性に駆け寄り、無駄のない動きで脈をはかり、声を掛け、傷の具合を確認する。そしてみんなにこう伝えた。「みなさん、私たちは医師です。救急車を手配しましたからもう安心です。ご協力ありがとうございました。もうお帰りいただいて大丈夫です。あとは私たちにお任せください。」 ...