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Supporting my fav seniors #4 Being Productive Can Take Many Forms

 “My 90-year-old mom lived in a care home, and she was losing strength and energy. So I asked her if there’s anything she’d like to do. What do you think she said?” I was asked this question by Ms. C, the representative of an organization helping people find Ikigai (meaning and purposes of life), who also provided support for her mother.   What came to my mind was the image of my grandfather a few days before he passed away, mumbling “I want to eat eel at the XX restaurant in Nihonbashi.” It turned out that Ms. C also expected a similar response like “I want to eat my favorite XX.”   “But I was wrong. She quietly said, ‘I want to work’.” Ms. C told me that such conversations with her mother had led her to develop a place for people to stay productive as they age. I nodded in total agreement, but…   This conversation also reminded me of the words by a participant in an Ikigai class I taught; it was a woman in her late 70s. She whispered to me: “Wel...
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推し活とプロダクティブ#4           プロダクティブは「多様」

「施設に入っていた 90 歳の母、身体も弱ってきて、元気もなくなっていたのね。なにかしたいことあるって聞いたら、なんて答えたと思う?」 こんな問いをしてきたのは、生きがいづくりを応援する活動団体の代表でもあり、ご自身のお母様をサポートする C さん。   私の頭に浮かんだのは、「日本橋〇〇のうなぎが食べたい」と亡くなる数日前に呟いた祖父の姿。 C さんも同じだったようで、「大好物の ◾️◾️ が食べたい」なんて答えが返ってくると思っていらしたとのこと。   「でもね、違ったの。働きたいって、ポツリと呟いたの」 そんなお母様とのやり取りから、 C さんは、歳を重ねても可能な限り長くプロダクティブでいられる場づくりに取り組むようなったとのお話をうかがい、大いに頷いた私だったのですが … 。   ふと、思い出したのが、生きがいづくりの講座で講演した際に聴こえてきた受講者からの言葉。 「ねえ、イキイキしないとダメなの?そう言われると、なんだか辛い … 」と小さな声で私に呟いたのは 70 代後半の女性。   その瞬間に感じたのは、無意識に生きづらさを生み出してしまった自分の配慮のなさ。 プロダクティブや生きがいは、仕事して働き続けることやスーパーボランティアや地域のリーダーになることだけではないはずなのに … 。   その女性には、自分の楽しいことや好きなことを周りに少しシェアする位でよくて、イキイキの姿は人それぞれでよいことをご説明させて頂き、笑顔で帰っていただのだけれど … 。 それ以来、気をつけすぎる位に丁寧にお伝えしているのは、プロダクティブのあり方は多様で、そこに優劣はないということ。   今考えると、最期を迎える前の祖父も、鰻が食べたかったのではなく、多分、孫や子どもを自分の贔屓の店に連れて行って喜ばせたかったのかもしれない 大事な誰かに好きをシェアしたい、そんな祖父の想いが詰まった言葉が、「日本橋の〇〇のうなぎが食べたい」だったのかな … 。   今なら少しわかる、祖父の気持ち。 あの時に理解できていたら、もう少し違う会話ができたのかな … と、 30 年前を振り返る毎日です。     -...

Cutting-edge Daily Life of Elderly #3 Let Both Flowers and Ms. Sue Blossom

In Japan, a new professional role “Work-Like Activity Support Coordinator” was introduced in 2020 as part of the Program to Develop a Support System in Daily Living. Municipalities can assign these coordinators to help older people participate in society with a role *1 . While the national long-term care insurance system aims to support older people’s independence, the existing job assistance system alone has been insufficient in enabling them to find a meaningful job. The coordinator system has been created to help resolve this issue. According to 2022 data*, among 450 municipalities in the Kanto and Shin-etsu regions, only 2.5% have assigned these coordinators.         Source: Hofu City, Yamaguchi Prefecture Every morning, I see many adult day care buses picking up older people in my neighborhood. One of them is Ms. Sue (pseudonym), who lives two doors down from me. Aged over 80, Sue looks a bit weaker, l...

Supporting my fav seniors #3 New Year’s Postcards Can Bring Productivity

  “New Year’s postcards (‘Nengajo’ in Japanese) will go on sale soon. But with the postal charge being raised, do you think fewer people will actually send them? “We hear that more and more people have stopped sending Nengajo in the last few years. What do you think are the reasons for that?”   A couple of weeks ago, I got a phone call from a TV station asking these questions. Having published a book on the practice of sending Nengajo (and stopping the practice) among senior citizens, I do get quite a few requests for interviews as a “Nengajo expert.”   Every time I get such inquiries, I would talk about the very fundamental question of “Why we send Nengajo.” It is one way to catch up with people you care about but don’t get to see often anymore. You can send it if you like to stay in touch with them, and stop it if you see no need.   “I must send Nengajo because it’s the right thing to do.” Thinking like that only makes you feel exhausted and more ...

イマドキシニアの日常生活#3     花もすえも輝け!

  2020 年に生活体制整備事業の一つとして創設された就労的活動支援コーディネーター。役割がある形での高齢者の社会参加を促進するために配置が可能になった職種である ※1 。これは、介護保険の理念である高齢者の『自立支援』を目指すうえで、既存の就労支援の仕組みだけでは活躍の場を見いだせない高齢者が多いという課題を解決するためのものと考えられている。 2022 年のデータ ※2 によると、関東信越厚生局管轄内 450 市町村のうち、すでに配置されている自治体はわずか 2.5 %であった。                                                          出典:防府市     毎朝、家の周りのあちこちにデイサービスのお迎えバスが停まる。つぎつぎとバスに乗り込むシニアたち。その中に、 2 軒隣向こうに住むご婦人、すえさん(仮称)がいる。 80 歳を超え、少し体力が落ち、歩行もバランスが悪く、バスの昇降に補助が必要な様子だ。大丈夫かなぁと遠目に見守りながら過ごしていた。    とある日曜日。玄関を出てみると、目の前の緑道に設置された水道から水をジャンジャン流し、バケツに水を張っている老婦人を発見。おやおや、すえさんではないか。足取りもしっかり、バケツを持つ手も力強く、嬉しそうに花たちに向かって何度も水をバシャバシャかけている。緑道の花たちにかける傍ら、ついでに自宅の植栽にもお水をバシャっとひとかけ、ふたかけ。  緑が陽の光を受けて水滴がキラキラ光る様子を満足気に眺めてゆったりと家の中に入っていった。  いつもとは別人かと思うような「日常を生きる」すえさんの姿がそこにあった。    今年の夏はいつまでも暑かったが、デイサービスがない日には、来る日も来る日も、雨さえ降っていなければ、すえさんは楽しそうに水遣りをしていた。緑道でも、すえさんの庭でも、花たちは暑さの中、元気に咲いていった。    そうしたある日、水道の前を通りかかると、一枚の張り紙が目に入った。「公共の水道につき、私的利用は...

推し活とプロダクティブ#3    『年賀状』がうみだすプロダクティブ

  「年賀はがきの販売が始まりますが、郵便料金も上がるなかで、年賀状を出す人は減るのでしようか?」 「ここ数年でやめる人が増えていると聴きますが、理由はなんでしょうか?」 こんな電話が某テレビ局からかかってきたのは2週間前のこと。 実はわたし、高齢者の年賀状事情についての本を出させて頂いたこともあり、「年賀状に詳しい人」として取材を頂くことも少なくありません。 その度にお伝えしているのが、そもそもの年賀状を出す意味。 年賀状は、あまり会わなくなっているけれど大切な人との関係を確認する手段の一つであって、つながり続けるために必要なら出せばよいし、必要ないならやめればよいとお伝えしています。 年末年始に出すのが礼儀、だから出さなきゃいけない、そう考えちゃうから疲れちゃうし、負担感ばかりが増してしまう。 特に、仕事のしがらみも少なくなる高齢期にあるならば、もっと自由に、つながりを届けたい人にだけ気持ちをこめて年賀状を出せばよいわけだったりします。 つながりを届けるのに決まった形はなく、ハガキで出すか、メールや LINE で届けるか、これも相手によって使い分ければよい。 まずは、今の自分に大事な人間関係を考えることから始めてください、なんていうアドバイスもつけさせていただいています。 ここに気付かせてくださったのは、定年退職をキッカケにハガキで年賀状をだすのをやめたシニア男性 A さんでした。 退職前に名刺を整理していたら、年賀状を出していた 6 割くらいが仕事のみの関係で、残りの学生時代の仲間なんかはネットでつながっているとわかって、ハガキで出さなくなったと話す A さん。 「実はね、やめたと言ったけど、実はネットが不得意な 3 人だけ、施設に入っている恩師と会社でお世話になった 80 代の上司二人にだけは、手書きでまだ年賀状を出しているんだ」 「先輩方は人間関係が狭まっていく年齢。だからこそ、たかが年賀状だけど、感謝やつながりを届けたい」とのこと。 想像力の豊かなワタシの頭には、動くこともままならない寂しい生活のなかで、 A さんからの年賀状を嬉しそうに眺める男性の姿が … 。 思わず「お優しいですね~、えらいですね~」と A さんを称えたくなったワタシを前に、本音がチラリ。   「じつはね、独りよ...

Supporting my fav seniors#2 Enjoying Time Together Is Productive

Halloween is growing popular also here in Japan, with more shopping centers and local communities organizing events. I didn’t mean to copy them, but I have also organized a Halloween party   with my neighbors for the last five years or so. We started this event with the hope that this could be an opportunity for local residents to get to know each other.   Participants would visit places like private houses of seniors who would support the event, a residential home for seniors, a flower shop, a bicycle shop, a chocolate shop, a community house, and many more. Every year, we make up a story (e.g., searching for a “fugitive pumpkin”) and create a map that goes along with it. Children and adults walk around the neighborhood with the map and explore the neighborhood.   A dog statue with a red bell pepper (pretending to be the “fugitive pumpkin”) at the entrance of a home for seniors, one of the check points in the walking event. The staff there would wait for part...