日本でも商店街や地域のイベントとして、ハロウィンをやるところが増えています。
だからというわけではありませんが、5年ほど前から、私も近所の仲間と、ご近所が顔見知りになるキッカケになったらとハロウィンパーティーを開催しています。
訪問先は、協力して下さるシニアのお家、高齢者施設、お花屋さんや自転車屋さんにチョコレート屋さんに、コミュニティハウスなどなど。
毎回、逃げたカボチャを探すなどのストーリーを作り、地図を片手に子どもやオトナが町内を歩き回ります。
老人ホームの看板犬に潜むカボチャ
(お尋ね者のカボチャのふりをしたパプリカ、まわるポイントの目標)
施設でお菓子を用意して待っていてくださり、
看板犬の横から住人さんが子供たちに手を振る。
まわるポイントの一つである近所のチョコレート屋さん。
チョコレートは配らないけど、ハロウィン特別セットがあり、
子どもたちに付き添うママたちが自分用のご褒美に購入。
スタート地点になる我が家の階段。
「お金と手間をかけずに」をモットーにご近所さんから集まった
ペットボトルで飾り付け。
ジャックオランタンの顔の貼り付けや色水を入れるお手伝いまで、
たくさんの老若男女の「楽しい」が終結。
1人で子育てするママが3ヶ月くらいの赤ちゃんを抱っこして現れ、「私なんかも参加してよいのですか?」と話しながら涙を流した姿は今でも忘れられません。
引っ越してきたばかり、角のマンションのベランダから眺めていたとのことで、ママ友と出会うキッカケになりました。
毎回、脚が痛いと閉じこもりがちなシニア男性が「いいね〜、いいね〜」と現れ、2時間以上、子ども達を見守って下さる背中も、ハロウィンの景色になっています。
参加はできないけれどとお菓子を届けてくださるシニア女性、買い物時間をハロウィンにあわせて子ども達に声かけして下さる元民生委員さんなどなど…。
参加者が100人近くになり、数人の仲間とだけでは手が回らなくなっているなかで、たくさんの地域のシニアができる範囲で参加してくださっています。
やってあげているではない、ジブンが楽しいからということで、「ありがとう」という言葉を残してみなさん帰っていきます。
「ゆるやかにつながり、小さなプロダクティブが生まれる場になっているよね〜。」なんて褒めていただくことも増えています。
最初からそんな大志を抱いていたわけではなく、今もジブン達が楽しみたいからやる、楽しめないならやめればよいと考えながらやっています。
このハロウィン、はじまりは、暇を持て余していた当時3歳の娘と、ご近所のシニア宅を予告なしに訪問したこと。
こちらで飴を持っていき、娘に見えないようにシニアにお渡しして、あげてもらっていました。
ただ、はじめてみると、スルメや黒糖飴やぬれ煎餅がでてきて、無口なシニア男性もお喋りがとまらない…。
3歳とシニアの嬉しそうな表情に、これを拡げたら色々なつながりが生まれちゃうのでは?
そんな思い付きに共感してくれた近所の仲間達と、自宅にあるものを寄せ集めはじまったのが今のハロウィンになります。
輪が拡がり、参加する子どもや親、シニア達から、手出し口出ししながら『一生に楽しむ』方も増えつつあります。
みんなの『一生に楽しむ』をつなげたら、みんなで創る場になっていた。
来年もハロウィンをやるかはわかりませんが、そんな場が増えていけばよいな…と、感じています。
来年もやるんだろうな…。
だって、楽しいから🤭
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東海大学健康学部健康マネジメント学科
ウェルビーイングカレッジ
澤岡詩野(SHINO
SAWAOKA)
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