「息子がね、プロ野球のチケット取ってくれて、車でスタジアムまで連れて行ってくれたの」
「あら〜、いいわね、送迎つきなんて、親孝行な息子さんよね〜」
こんな会話で盛り上がるのは、70代から90代までのご近所さんが集まるサロン。
一人暮らしの70代後半の女性Aさんの野球観戦の話に、親孝行な息子を羨ましがる80代女子や、賑やかな場にいく元気を褒める90代女子に、サロンは大盛り上がり。
そんなおしゃべりの輪に、頬を赤らめつつAさんが追加の一言をポツリ。
「でね、いるのよ〜、カープに…、目があっちゃったらどうしようってドキドキ」
その場にいた百戦錬磨な女子たちは意味がわからず、しばし沈黙。
「だから、カッコいいのよ、勘違いなのはわかっているのだけど、C選手に応援が届いて笑いかけてくれているんじゃないかって…」
Aさんのイケメン選手への淡い恋心に、一同ビックリ。
聞けば、数年前に亡くなった夫には仏壇に毎朝手を合わせているから許してくれているはず、とニッコリ。
思い返せば、学生時代、ワタシにも好きな若手スターがいて、街で出くわしたらどうしよう…などと妄想をしていた。
叶わないのはわかっているけれど、応援していること自体が楽しくて、オシャレにも勉強にも気合いが入っていた。
オトナになってからは、忙しさと思い通りにいかない毎日に、しばらく、そんな妄想はなかったかな…。
なんて自分を振り返りながら、Aさんの姿を眺めていて気づいたことが。
Aさんだって、夫や大事な人たちと死別した寂しさ、疾患を抱えた自分の身体などなど、たくさんの不安や思い通りにいかないウツウツを抱えているはず。
だけど、元気で輝いて見えるのは、ほのかな恋心を抱く誰かがいて、その人を応援する自分を好きになれているから?
誰かを推す、推し活は、自分のチカラを誰かにプレゼントするプロダクティブな活動。
そんな想いでつけたblogのタイトルだけれど、推すのが淡い恋心をいだく相手だったらもっとステキだな〜と、改めて感じる今日この頃。
人生の折り返し、50歳の今、まずは、淡い恋心を向けられる誰かを見つけてみようかな。
多分、みんなが理解しない、成長中の相手の方が良いのかな…。
東海大学健康学部健康マネジメント学科
ウェルビーイングカレッジ
澤岡詩野(SHINO SAWAOKA)
jzt1864@tokai.ac.jp
健康学部公式サイト:https://www.tokai-kenko.ac/
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フフフ。そうですよね~。推しがいるって素敵なことです。乙女になっちゃうんですよね。気持ちが華やぐのです。
返信削除実は、私、SnowManにハマりまして、先日、この年になって初めてジャニーズ系のライブに参戦しました。
でもまー、それはそれは大変で。ライブ用語がわからない(ぬいって何?アクスタって何?)、情報の入手先が分からない、グッズの買い方がわからない、ライブのしきたりが分からない・・・と右往左往したわけですよ。
それで、Threadsを活用して同年代で初参戦の方たちとつながり、LINEの友達になり、情報交換をし、当日は初顔合わせの皆さんとランチをして。当然みんな女性。ほとんどが既婚者。でも!!みんなのSnowMan愛、推し愛は止まらない!!初めて会ったのにずっとそれぞれの推しがどれだけ素敵かを話し、どうすればライブ中に見つけてもらえるかとか、このチケットがどれだけ尊いかとか、話は尽きないわけです。
そしてみんなの顔はキラキラと輝いていて、女子高生にも負けないほどかわいいのですよ。
右手にうちわ、左手にペンライトもって、おそろいのTシャツを着て。
他のアーティストのライブも楽しいけれど、このジャニーズ系のファンの方たちの華やぎようといったら!!もう本当にキュート!!!!
私たちよりもっとお姉さまももちろんライブ会場には来ていて、席に向かう途中に「もうすぐ会える」という気持ちが高ぶりすぎて号泣されている方もいました。
それほどに「あわい恋心」は大事。女子の心を大きく揺り動かしてくれる。すごいです。
私の祖母も、耳垢がたまっていたので近所の耳鼻科医まで同行したのですが、
返信削除どうやら若先生に一目ぼれしたらしく、帰宅後に「乳液を買ってきてくれ」と言われました。
乳液を付ける前に耳の中を掃除してください、と突っ込みたくなりますが。
後日ツルツルのお肌でめかしこみ、ワクワクの表情で耳鼻科医に行きましたが、
その日はママさん先生が担当で、祖母の落ち込みようはすごかったです。
結果はともかく、恋心のパワーを私もその時感じました。