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推し活とプロダクティブ#20 醸し出す「空気」がプロダクティブ

「私ね、昔は大家族でスイカ一個丸ごと買って、切り立ての角のたったのを食べてね、美味しかったわ〜」

そんなお話を学生が団地のラジオ体操で聴いてきたのがキッカケ。

 

今は夏祭りだけになってしまった団地だけれど、うかがえば、子どもが溢れていた頃には広場で夕涼み会も行われていたとのこと。

「あの頃は、広場を歩けば誰かに会って立ち話をしていた、今は誰かとすれ違いすらしない」というお話もあり、なにかできないかと考えたのが去年の七夕祭り。

 

笹飾りをしたり、ゲームをしたりもステキ、でも、もっとゆるっと気軽に楽しめるなにかは?

団地に子どもはいなくても、団地の外から遊びに来て、少しだけ一体感もうまれるなにかは?

 

ということで去年に行ったスイカ割りには、団地集会所始まって以来という位の子どもが溢れ

普段、接点がなくなっているだけに、勢いにタジタジな団地シニアもチラホラ。

 

それを受けての今年、七夕スイカ祭りと銘打っているものの、いつしかスイカ割りの日と認識されるように

今年は、もっとゆるやかに、プログラムは作り込まず、スイカ割りと学生発案の団地の竹を使った竹ボーリングだけ。


 

結果、小学生から親子連れ、普段はお見かけしないシニア男性まで、去年を上回る人、人、人。

そもそも、こういう場の企画運営に慣れていない大学生たちなので、会場は完全にカオスな状態に

 

単になにか働きかけをする余裕がなかっただけなのだけれど、気がつけば、多世代でつながっていたりして。

積極的に学生たちと話し込むシニアから、赤ちゃんと幼児を連れたママにそっと手を差し伸べるシニアなどなど

 

その中でひときわ素敵だったのが、はじまる30分以上前に現れ、一人静かに座っていた80代くらいの女性の姿。

最初は準備で右往左往する学生たちを、お祭りが始まってからは竹ボーリングで大騒ぎな小学生を優しく眺めながらニッコリ。

 

その柔らかな空気の周りに自然に集まったのが、雑然とした空気にビックリな幼児やシニア。

私なんて、なにもできないからと頭を下げて帰っていく背中に、「居心地の良さを生みだしてくださり、ありがとう」と呟いたスイカ祭り。

 


 

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東海大学健康学部健康マネジメント学科
ウェルビーイングカレッジ
澤岡詩野(SHINO SAWAOKA

jzt1864@tokai.ac.jp
健康学部公式サイト:https://www.tokai-kenko.ac/
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