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推し活とプロダクティブ #19 パート2 鉄ちゃんの「スキ」が引き出したプロダクティブ

これを解き明かすヒントを見つけたのが、先日に勤務先の大学の鉄道研究会主催で開催した鉄道祭り。

高齢化、単身化が進む団地の集会所に、鉄道好きな大学生の好きが爆発した二日間だったのだけれど。

 


実はこの祭りには、コミュニティに顔を出さない中高年男性を引っ張り出すという裏テーマがあった。

研究会のリーダーが私のゼミで、鉄道好き同士がつながるキッカケになればと模型を眺めながら休めるカフェスペースを設置したり、さまざまな工夫を考えやってみた社会実験でもあった。

 

小さな子連れの親子を中心に、2日間で200名以上の人が参加。

子どもが住民の3%しかいない団地なので、住人が子ども家族を呼んだり、噂を聞きつけた団地周辺の親子が押し寄せたということになるのだけれど。

 

そこに混じって遠慮がちに現れたのが、中高年の鉄ちゃん男子たち。

1人で現れ、しばらく遠くから様子見した後、話しかけないで欲しいオーラを漂わせながら会場に入ってくる姿が印象的。

 

聴けば、電車が好きで、チラシを見てきてみたと小さな声でポツリ。

団地に住んでいるけれど知り合いもいないとのことで、この場に来るのはかなりの勇気が必要だったはず。

 

楽しんでいただけているのかが気になり探してみると、皆さん、部屋いっぱいにひろげられた模型をキラキラした目で眺めていたり、鉄道研究会の学生さんや他のお客さんと熱く語り合っていたり。

嬉しそうに知っている車両の情報や乗ったことのある電車の話を披露する姿に、スキのもつチカラを改めて感じた鉄道祭り。

         鉄道模型のYouTubeサイトを運営する75歳YouTuberでんきちさん

https://youtu.be/BRGCSO7vYZM?si=d3GemQNLHSfXHx2v

 

でも、それ以上にすごかったのは、廃線になった地元の鉄道を研究し、模型を自分で作っている80代男性の存在。

チラシをみて、一緒に展示したい、手伝わせてくれと連絡してこられたのがキッカケでブースを一つ担当することに。

 

格好いい特急電車なんかにくらべれば見栄えは今ひとつな80代鉄ちゃんお手製の汽車の模型。

写真から図面をおこし、2年かけて作り上げた汽車の模型に加えてお土産のペーパークラフトまで用意してきた80代鉄ちゃん。




誰もこなかったらどうしようなんていう私の心配をよそに、子どもからシニアまでが訪れ、汽車を眺めて目をキラキラ。

そんな輪のなかで、模型を説明する80代の姿は誰よりも輝いていたりして。

 

うかがえば、1ヶ月くらい前からなにもやる気が起きなくなり、帯状疱疹にもなり、ため息ばかりの毎日だったとのこと。

そんな80代鉄ちゃんのスキが動き出すきっかけになり、誰かのスキを引き出して膨らませることに。

廃線になった電車の模型をつくっている80代鉄ちゃん

 

スキがある人は強い、スキを共有しあえる誰かや場がある人はもっと強い。

別にいつも誰かと一緒に居なくても良い、気が向いた時にスキを誰かにわける位のキッカケがある位でよい。

 

これを改めて感じた鉄道祭り。

鉄道スキは、サッカー好き、車好きよりも、マニアな感じが人を呼ぶのかな…なんてニヤリとした時間^_^


 

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東海大学健康学部健康マネジメント学科
ウェルビーイングカレッジ
澤岡詩野(SHINO SAWAOKA)

jzt1864@tokai.ac.jp
健康学部公式サイト:https://www.tokai-kenko.ac/
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